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東洋医療の考え方を取り入れ、患者さんの気持ちや考え方を共有しながら診療を進めていきます。
東洋医学の考え方に倣い、病気に対する不安など、患者さんの心境を受け入れ、寄り添うのが当院の診療スタイルです。病気だけでなく、人として患者さんと五感でふれあうことを大切にした診察・治療を行っています。
当院の診療スタイル
患者さんの不安や怒りなど、まずは心境を受け入れることが診療の入り口だと考えます。
来院されるときの患者さんの心境はさまざまです。病気や体調のことで不安に満ちているときもあれば、怒りを抱えているときもあります。いずれにしても、困った状況のなかで救いを求めて来院されることでしょう。ですから、患者さんの心境を受け入れることから始めるのが、当院の診療スタイルです。
当院は西洋医学だけでなく東洋医学もベースにして、漢方治療にも対応しています。内科、小児科、呼吸器内科などを標榜していますが、東洋医学の発想から枠組みにはこだわらず、患者さんの症状やお悩みを伺ったうえで全体的に診療します。ですので、何科にかかればよいか分からない場合でも、気になることを相談しやすいかと思います。
診療の際の具体的なこだわり
患者さんとの対話を重視し、病気や健康についての考え方を共有するようにしています。
診察の時間はなるべく多く取り、患者さんとしっかりと向き合うようにしています。医師が一方的に治療を進めるのではなく、医師と患者さんがお互いに病気や健康についての考え方を共有し、一緒に進んでいくことが大切だと考えています。
その分、診察にお時間をいただいてしまうので、たとえば発熱している患者さんは優先して診察するなど、常に患者さんにとってより良いシステムを作っていこうと考えています。 病気に限らず、ささいなことでも気になることがあれば、医師やスタッフに気軽にお声がけいただけると嬉しいです。
「明るく、やさしく、あたたかく」への思い
患者さんとのふれあいを通じて得た情報や気づきを大切にし、診療に活かしたいです。
当院はモットーとして「明るく、やさしく、あたたかく」を開院以来掲げています。 医師として、医療知識や技術はとても大切です。ですが、診察で患者さんと接しているときに直接感じるもの、得るものというのは、知識や技術、医療用語に置き換えられるものばかりではありません。
昔、カルテには病気の所見だけ書くように、と指導されたこともありますが、東洋医学の考え方では、人と接することから得られる情報や気づきを大切にします。それに倣い、「何となくいつもより元気がなかったな」など、患者さん全体的な様子も丁寧にカルテに残すようにしています。人とのふれあいやぬくもりなどを大切にした医療を今後も目指していきたいです。
漢方医療を学んで得たもの
漢方医療では、患者さんとの人としての触れ合いを大切にします。
漢方について学んでいくうちに、自分の五感を使って診療することを覚えました。漢方医療では、単に薬だけ出せばいいとは考えません。診察の度に患者さんと五感で触れ合うことを通じて、医師と患者さんが診療・治療とは何かを一緒に模索し、確認しながら、患者さんの人生にとって、より良い方向を見つけていくことが大切だと考えます。
他方で、このような考え方は、医師側に疲れや気持ちの変化があると診療にも影響しやすいので、その点は気をつけていきたいです。患者さんのつらさを共有しつつ、より良い治療方針を提案できるようにしていきたいです。
患者さんへのメッセージ
患者さんの気持ちを大切にし、治療中の不安な気持ちに寄り添っていきたいです。
病気には引き金となるさまざまな原因がありますし、比較的治りやすい病気もあれば、治りにくいものもあります。また、治療の過程で、気持ちが落ち込んだり、つらさを感じたりしてしまうことは、どうしても起こりえます。私は、病気の状況だけでなく、患者さんの心境なども共有することが治療においては必要なことであると思っています。患者さんの不安やつらさに寄り添いつつ、心身共に元気になるお手伝いができればと思っています。
すぐには、お互いの気持ちが共有できないかもしれませんが、私をはじめスタッフ一同、患者さんの気持ち尊重した診療を心がけてまいります。どうしようかと悩んだら、ためらわずにぜひ来院していただければ幸いです。